【出演者発表第八弾】00年代の桃太郎伝説

2013年11月8日金曜日

こんにちは

最近、マグロのペーストとネギの刻んであるパックと温泉卵を買ってきて
セルフネギトロユッケみたいなものを作ってビールと一緒にいただくのに密かにハマっています。
Dan-choです。

金曜日という事で平日も残すところあと半日といったところですね。
花金タイムまでみなさん頑張りましょう!


ところでクラブ好きの皆様にご質問ですが、クラブが好きという時点で行かない人よりは
多かれ少なかれ音楽に興味があるというのが私の見解ですが、皆様のルーツとなる音楽は何でしょう?

私の場合ですと、ロックにあたります。
中学1年か2年位の時に父親からアコースティックギターを借りて弾き始めたのがキッカケで、
その後お年玉でエレキギターを買ったり、ギターの延長でベースもちょっと手を出したり、
上京してからは何故かドラムとしてバンドをやったりといった感じで典型的なロック少年でした。

そこから二転三転して今はクラブミュージックをメインにDJをしていますが、
そういう話を居酒屋とかで飲みながら話すと意外な発見があったりして面白いと思います。


何が言いたいかというと
今やっているスタイルとルーツとなるものが必ずしも一致しているとは言い切れないというのが主張したい点ですね。


そんな感じで音楽を始めるキッカケとなったルーツと現行のスタイルが異なっている方で
最高峰まで突き詰めた方を今回、イベント「貴様を殺す」出演者第八弾としてお呼びいたしました!


「貴様を殺す」出演者8人目は・・・・




























peechboy
1995年にDJ活動を開始。
2004年にmix CD "Everything Was Beautiful, Nothing Hurt"をNXTC Recordingsより発表。
2006年12月にmix CD "It Addresses Somebody"をSWCより発表。
2007年6月に12インチシングル"The News EP"をSWCより発表。
2008年3月にマキシシングル"I Can Go For That (No Matter What They Say)"をSWCより発表。
他、多数のDJミックス、リミックス、リエディット、カヴァーを発表。
にて公開中。



と、いうワケで「貴様を殺す」8人目の演者としてpeechboyさんをお招き致しました!

DJ歴20年近くという超ベテランかつ大先輩です。
僭越ながら私がpeechboyさんのプレイを観た感想を申し上げますと、
ダイナミックでいてドラマティック、一つ一つの所作から目が離せず、気が付いたら終わっていたというような、まるで一つの映画作品にのめり込んだ様な体験をいたしました。
選曲者というより表現者という表現が正しいのかもしれません。

peechboyさんのプレイを観た時のあの鳥肌が立つ感じ(もちろん良い意味で!)は何者にも変えられない感動があります。
BPM120周辺のしっかりと躍らせてくれるソウルフルなHOUSEを中心に最近ではインターネット発のクラブミュージックやJ-POPも織り交ぜつつ、聴いていて全く飽きないプレイをしてフロアを熱狂させてくれます。


そんな氏ですが最初から今のプレイスタイルでやっていた、というワケではなく
DJを始めようと思った際に影響を受けたのは大学時代にJeff Millsのプレイを観てTECHNOにハマったのが本格的に始めようと思ったきっかけの一つになったようです。

氏は大学時代コンピュータ音楽研究部といったサークル的なところによく顔を出していて、
その時に今のDJの基となるHOUSEのレコードを段ボールで貰ったのですがその時はあまりピンとこず、DJでかける事もないだろうといってほぼ放置されていたようですが、その辺りの時期に転換点を迎える事になります。

その転換点というのが大学4年の頃にヘルニアにかかり、腰を痛めてしまった事が以降のDJプレイに対しての価値観というものを大きく変えたようです。

ちなみにこの頃は今の様にPCDJやCDJが発達しておらず、基本的にDJといえばレコードケースを引きずって、という光景が一般的だったのですが、その重さで腰を痛めるDJというのは結構多かったようです。(それがキッカケでCDJに転向、という人もいます。)

価値観の変化に関して具体的な氏の発言として、


「ヘルニアになったことは大きいですね。
なってなかったら多分今もテクノを聴いていただろうし。

しかもテクノだけっていう感じで。
ダンスミュージックって、体と密接に繋がってると思うんです。
音を聞いて自ずと反応するものも、ヘルニアやる前とやった後とでは違うんです、不思議なことに。

で、腰を痛めて治った後のほうが、よりソウルとか〈粘るような音楽〉が好みになったんですよ。
自分の音楽の好みの上では、ヘルニアになったことは重要なことだと思いますね」



と、あります。

ヘルニアになった事により、それまでプレイしていたTECHNOのリズムについていくのが辛くなった反面、今まで遅くてダサいなと思っていたHOUSEに興味が集中していった結果、症状が治った後もドンドンHOUSEにのめり込んでいき、今のスタイルが確立していったようです。

自分にとって、生活を大きく変えるような出来事がそれまでの価値観も変えるという点ですごい話だな、と思いました。
しかもその事が限りなくプラスの方向に働いたというのがピンチはチャンスとでもいいますか、
良い形で転がっていったのだと思います。

私も今はD'n'BやDubstep等のDJを主にやっていますが何かのキッカケでまたそこから変わっていくこともあるかもしれないのでその時はその時で楽しんでやれたらなと思います。


そんなこんなで説明が長くなってしまいましたが8人目の出演者はpeechboyさんでした!

0 件のコメント:

コメントを投稿